今度はビジネスを学んでみようシリーズとして、いろんな企業のビジネスの本を読んでみようとしている。今回はサイバーエージェント社長の藤田晋さんの「起業家」を読んだ。
この本では上場してから藤田さんがどのような思いで会社を経営してきたかについて書かれている。前半は会社経営のことについて多く書かれており、後半はアメーバ事業にどれだけ力を入れてきたかを中心に書かれている。この本を見ると、端から見ると強気に見える藤田さんが、どのような苦難を感じながら事業をしてきたのかなどのことが見えてきて、非常に面白い。
この本の中でも、藤田さんがアメーバブログのプロデューサーになり、後がない中、メディア事業を信じて売上を気にせずページビューを伸ばす目標を達成していった話がかなり良かった。ページビューが伸びたからといって売上が上がるとは限らない中、売上を見ると自身の決心が揺らいでしまうと思ったため、売上は一切見ないことにしたと割りきって、かつ目標に掲げたページビューを達成していった話は面白かった。
他にも
- 社長の孤独感の話
- 会社のビジョンを示したことにより自身の行動規範にもなったという話
- 新規事業の撤退ルールを決めた話
などが面白かった。
最近はビジネスについても勉強しようと思い、いろんなブログ企業のIR資料を読んだり、媒体資料を読んだりしようと思っている。アメーバ事業についても是非見ようと思っていたのだけど、そのコンテキストとして藤田さんがどのように思っていたかとか、実際には売上をできるだけ気にしないようにしていたなどの情報が入ってきたので、ではそれをどうやって売上に結びつけたかの部分について更に学びたいと思った。
ビジネスを学ぶシリーズ課題図書はあと下の写真くらいあるので、どんどん勢い良く読んでいきたい。