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株式会社はてなでエンジニアをしています。プログラミングや読書のことなどについて書いています。

「シバソン」という名の何も準備しないイベント

最近、シバソンという名のほぼ身内でやっているイベントを開催している。シバソンとはシバハッカソンの略で、なぜか適当にハッカソンしますと会社で呼びかけたら自然とシバソンという名前になっていた。今日は勉強会について簡単に書きたいと思う。

Kyoto.pm

以前自分はKyoto.pmというperl界隈のイベントの主催をしていた。このイベントは最初もっといろいろな人にアウトプットする場を提供したいという気持ちで始めたイベントだった。有名な東京のperl hackerを呼べたり、東京からはるばる来てくれる人が何人かいて、けっこう面白いイベントに出来たと思ってる。


ただ問題点がいくつかあった。

一つ目は主催者が開催のために前準備(スピーカー集めとか)をするコストが非常に高かったこと。発表会形式にすると、特に関西ということもあって、全然スピーカーが集まらないということがよくあった。そのたびにいろんな人に声をかけたりしていて大変だった。

二つ目は開催中に自分自身があまり楽しめていなかったということ。開催中も懇親会のことや受付やマイクの設定などしていたら、自分自身はちゃんとトークを聞くことができなかったりして、あまり楽しめなかった。もちろんメインのトークが終わったあとの懇親会自体はけっこういろんな人と話すことが出来たし、東京から読んだperl hacker達といろいろ話せたのは楽しかった。しかしトーク形式の場では用意などもあって、自身は参加することが出来なかった。

上の問題点があったせいで、徐々に開催をするのが疲れてきてしまい、ほとんど開催しなくなってしまった。


そこで次に開催するときは、あまり主催者のコストが掛からないもので、自分が楽しめるというのを考えようと決めた。

第一回シバソン

最近仕事ではほぼコードを書かなくなった。けれど趣味ではコードはある程度書いていたいという思いがあった。でも一人だとあんまりコードを書こうという気持ちになれない。こういうことがあって、これはイベントチャンスだなと思った。

そう考えた時に、以前の失敗を踏まえて、「ただ自分がコードを書く機会をつくるために周りを巻き込んで開催し、かつ何も準備しない」という方向に振り切ったイベントを開催しようと考えた。それがシバソンというものの始まった経緯。

そこでとりあえず社内にこういう感じで呼びかけた。

土曜の10時くらいからハッカソンを開催します。10時から始まるかもわかりません。特に企画はありません。時間と場所だけを提供するイベントです。コードを書いても本を読んでも何をやってもいいです。あ、昼ごはんくらいは一緒に食べに行くか出前取るのが企画です。適当に何かしたい人は来てください。

こんなかんじで、第一回シバソンというのが始まった。

やってみたところ、id:y_uukiid:krrrrなど何人か参加してくれて、自分にとっては書きたいと思ってたコードを一日中書けて、周りには人がいたので軽く質問したり出来て、かつ自分はただ場所と時間を提供するだけのコストしかかからなかったというイベントになった。なぜかその時京都に来ていたid:moznionやmiyagawaさんが顔を出したりしてわけわからないイベントだった。ただ自分は楽しかったし、周りも成果がいくつか出ていたようだった。

第三回シバソン

自分が楽しめたので、あとは適当に毎週末暇な時間があれば自分がコードを書きたいがために開催するようにした。休みのうち一日暇な時間があれば適当に社内で呼びかけ、来たい人は来てねという感じで行う。

昨日開催した第三回はさらにわけ分からない感じになって、まず開催時間がちゃんと決まってなかった。主催者が起きたら開催(10時くらい)ということにした。そうしたらまあ適宜起きた順に参加してくるという状態になった。

またリモート参加も可ということにした。そうしたら最初は全員(4人くらい)リモートで、SlackとかSqwiggleとかZoomとかを利用して遊びながらハッカソンをするという状態になった。

なぜかこんなに適当にやってもけっこうハッカソンぽくなって、最終的に18時くらいにはそれぞれの人がいくつか成果を出して終わってた。僕も今回はFacebookのいいねの仕様についてけっこう調べることが出来たり、SqwiggleやZoomなどリモートの知見を得ることが出来たり、githubのissueからTrelloにカードをつくるというブックマークレット&拡張を完成させることができた。

今後のシバソン

とりあえず今後もこの状態で続けていこうと思う。一切主催者コストも掛からないし、自分も楽しい。自分が暇な土日のうち一日コードを書く機会を作るのに非常に有意義だし、周りを巻き込むと周りの人も同様に何か成果を出してくれる。これだったら適当に開催し続けられるような気がする。

まとめ

今回はKyoto.pmの時の反省と、それをうけて開催したシバソンのことについて書いた。

イベント開催というのは非常に大変だと思う。大きくなればなるほどどんどん大変になる。その時イベント開催して人が楽しんでいる事自体に充実を覚えないとなかなか難しいのではないかなと思う。

僕はそれ自体にはあまり充実を得られなかったので、以下の二つを意識することにしてシバソンを開催している。

  • 主催者のコストが掛からないイベントはそれだけで善である
  • 主催者自身が楽しいイベントは善である

今後も自分がイベントを主催するときは上の二つを意識するようにしていきたいと思った。