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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

AIにブログを書かせた方がむしろ理解が深まっている感覚がある

自分がブログ記事を書いている理由の1つは、ブログを書くことで自分の理解が深まるからだ。そのため理解を深めたい内容だったら、AIにブログ記事を書かせるより、自分ですべて書いた方が良いと考えていた。

しかし最近、Claude Codeによる執筆環境を整えた結果、AIにブログを書かせた方が、むしろ自分の理解が深まっているのではと思い始めた。たとえば「経験を積むほどインプット出来ていない感覚になりやすいのではないか」という記事を書いたとき、このような感覚になった。

なぜこのように感じたのか、理由は大きく3つありそうだ。

  1. AIがインタビュワーとして機能する。「それってどういうこと?」「具体例は?」といった問いかけによって、自分の中の暗黙知が引き出される
  2. 細かい文章表現に気を取られずに、「何を伝えたいか」「話題の繋がりは何か」という構造レベルの思考に集中できる
  3. AIがたまに自分の全く想像していなかった話題を生成し、それが逆に新しい発見とつながることがあるから

もちろんこれは、自分の文体を真似てClaude Codeにブログ記事を書かせるという執筆環境を整えたからこそできたことだ。環境を整えてないと結局細かい修正に時間を取られ、構造理解に集中できず、結果的に理解を深める効果はない。

想像と違って、AIに書かせた方が理解が深まることもあるのは意外な発見だった。AIに対する最初の思い込みにとらわれず、いろんなことを試してみたいなと思う。