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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

MacでYouTube用にclusterの録画を撮る

下記のイベントで、MacでYouTubeアーカイブ用の録画をしたので、どのように設定したかをまとめておく。

cluster.mu

最終系

以下のように録画したい。

  • YouTubeのアスペクト比である16:9となるように
  • clusterのアプリケーションのヘッダー部分は映さない
  • clusterの音声と自分の音声の両方を録画

手順概要

  • OBSの基本設定
  • OBSソースの設定
  • clusterウインドウを適したサイズに変更
  • OBS側でヘッダー部分のクロップ

OBSの基本設定

OBS > Preferencesより、YouTubeのアスペクト比に設定し、FPSも60FPSに上げておく。録画フォーマットはmkvにしておいた方がPCが落ちてしまった時なども復旧しやすい。

OBSソースの設定

macOS スクリーンキャプチャ、macOS 音声キャプチャ、音声入力キャプチャの3つをソースに追加する。

  • macOS スクリーンキャプチャ: clusterの画面収録用。プロパティでウィンドウキャプチャを選択し、clusterを選択
  • macOS 音声キャプチャ: clusterの音声収録用。プロパティでアプリケーション音声キャプチャを選択肢、clusterを選択
  • 音声入力キャプチャ: 自分のマイク音声収録用。

clusterウインドウを適したサイズに変更

Macでコマンド一発で特定のアプリケーションのウインドウを指定サイズにするで紹介したように、ターミナルもしくはショートカットアプリを使うことでclusterのウインドウを指定サイズに変更できる。

clusterのウインドウのヘッダーサイズを測ってみると28pxということが分かったので、1280x(720+28)のサイズに変更しておくと、ヘッダークロップした後のサイズが綺麗に16:9になる。上の記事で紹介したコマンドを使うならこういう感じ。

resize-window cluster 1280 $((720+28))

OBS側でヘッダー部分のクロップ

今の状態だとまだOBS側でclusterのウインドウヘッダーが表示された状態になってしまっている。そこでmacOS スクリーンキャプチャのクロップ機能を使ってヘッダー部分を取り除く。

  • 右クリック > 変換 > 変換の編集
  • Retinaディスプレイ系の問題で解像度が2倍になっているので、大きさを1280x748に。クロップ > 上で56pxを指定(56px = ヘッダー 28px * 2)
  • 右クリック > 変換 > 画面を引き伸ばして置くで変化がないことを確認し、サイズ合わせがうまくいっていることを確認

あとは録画して、終わった後に再多重化

ここまできたら設定は完了しているので録画するだけ。録画前のチェック項目としては以下を見ておくと良い。

  • スクリーンキャプチャが動いているか
  • macOS音声キャプチャ、音声入力キャプチャが音声を取れているか、音声バランスがあっているか

録画を終了するとmkvファイルができているので、Macで確認するためにmp4形式に変換する。これはファイル > 録画の再多重化をすれば変換できる。

まとめ

今回はMacを使っているときに、clusterでヘッダーは取り除いた上でYouTube用のアスペクト比16:9で、自分のマイク音声とclusterの音声を取り込んだ状態で録画する設定をまとめてみた。clusterで録画/配信する時に参考になると嬉しい。