全く初めての言語を扱うとき、その言語の一般的なやり方がわからないことが多い。これまでは書籍を読むことに加え、その言語をよく知る人に「どのレポジトリが参考になりますか?」と聞いて回り、参考になるレポジトリから一般的なやり方を理解していた。
ChatGPT(GPT-4)が出たことにより、ネット上の記事や参考レポジトリを調べ回らなくても一般的なやり方をChatGPTに直接聞くことができるようになった。一方で学習内容が2021/9までしかないため、その参考コードが古い情報を含んでいることが多い。
これらの問題を解決するため、ChatGPTに参考コードを出してもらった上で参考となるレポジトリもいくつか一緒に聞いてみると便利だった。今回はその紹介をする。
GitHub Actionsでpytestを動かしたいケース
例えばGitHub Actionsでpytestを動かしたいと考えた時、僕自身はPythonの知識が少ないのでやり方をすぐに思いつかなかった。そこでまず「pytestをgithub actionsで動かしたいです。どうしますか?」と聞いてみる。すると以下のような内容が返ってくる。
この回答だけでイメージが大体掴めるようになる内容になっている。しかしactions/checkoutのバージョンが古かったり、全体的に古い内容になってしまっている。
そこで自分で良い事例を探すために参考になるレポジトリを聞いてみる。すると以下のような結果が返ってくる。
これによると、例えば以下のようなプロジェクトが参考になるらしい。
- https://github.com/tiangolo/fastapi
- https://github.com/pydantic/pydantic
- https://github.com/python-poetry/poetry
これらを見ていくと、最近の使い方や参考になるコードを見つけることができる。この辺りからそれっぽいものを参考にして、自分のプロジェクトにも導入した。
このように参考レポジトリを聞くと、今風のやり方も一緒に学ぶことができて非常に便利だった。
その他にも自分の参考にしたい要件に合わせて聞ける
ライブラリのプロジェクト構成の参考になるレポジトリ。
CLIツールのプロジェクト構成の参考になるレポジトリ。
まとめ
今回はChatGPTに参考となるレポジトリをいくつか聞くと便利という話を書いた。参考になるレポジトリを聞くと、初期の学習効率が上がるので非常に役立つ。
この辺りはChatGPT plugins周りが進歩すると最新情報をいい感じに取得できるようになり、そもそも直接聞くだけで問題なくなる未来もすぐ来るかもしれない。そうなったら嬉しいですね。