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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

「理論から学ぶデータベース実践入門」読んだ

積ん読に入っていたので読んだ。

この本はリレーショナルモデルを理解することによってRDBの知識を深めようというような本。RDBを実践で使っている人がさらに知識を深めるための本という感じ。内容としては重要な理論がRDBと紐付けられて解説されていて面白かった。一方で、専門用語が文章中に多く使われていて、個人的には何か頭に入ってこなかった点は残念だった。

この本を読みながらわからないところを調べていて見つけたのだけど、この本の著者の昔の発表資料である「データベース設計徹底指南!!」がこの本の端的なまとめになっていて、しかも非常に良い資料なので本当におすすめ。本で紹介されているリレーショナルモデルや正規化理論などがわずか15分程度で理解できる資料となっていた。RDBを利用している人は是非読んだほうが良いと思う。資料は↓。

またこの本に出て来たRDBでツリー構造を表現する手法はなかなか興味深かった。隣接リストモデル、経路列挙モデル、入れ子集合モデルとかがあるみたい。以下のサイトにさらに詳しく載っていた。


DBは今後も避けることの出来ない分野なので、また良い本があったら読んでいきたい。SQLアンチパターンとかも機会があったら読みたい。