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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

「建設業 新入社員読本」を読んだ

「最新住宅業界の動向とカラクリがよ~くわかる本」読んだ - $shibayu36->blog;に引き続き業界理解として「建設業 新入社員読本」を読んだ。

この本は建設業の新入社員向けに建設業の仕事について広く解説している。建設業の背景や課題、業務サイクルなどが一通り学べる内容になっていた。まだ前提知識や経験が自分にあまりにも無くて頭に入ってこないなという感じだったので、またエンジニアの業務を進める中で関係するところを読み直すという使い方を出来たらいいかなと思う。

読書メモ

* 建設の60%は民間工事40%は公共事業。建築工事56%、土木工事44% 17
* 建設会社の現状と課題 26 
* 専任技術者常駐などハードルが高くなってきていて、48万社を淘汰させる。工事技術に強くなり、発注者からの要望に応えられるように 34
* 建設の業務サイクル 35 
* 現在は工事が終わった後その後どうですかとアフターケアすることが増えた 38 気づき、アフターケアの管理機能も今後大切そう
* 工事に関するお金に関する業務フロー 39 
* 建設会社はA~Eランクに分類され、それぞれごとに工事規模が決まっている 43
    * 気づき、ランクを変えることは可能なのか?
* 気づき、安いことが決め手になってしまうの、ダンピングが起こって大変じゃない? 45
* 気づき、ve提案は自動化される方が嬉しそう 47
* 54 建設会社、部門ごとの仕事内容まとめ
* 建設工期請負契約書。工期の厳守は絶対的。遅れると信用に関わる 76
* 現場の1日の作業の流れ 94
* 気づき、現場の人のやる気を出すためにも、うまく情報の透明化ができると良い?この作業が最終的に何になるかを知りやすいかどうかでモチベーションが変わりそうだけど 226

「最新住宅業界の動向とカラクリがよ~くわかる本」読んだ

地域No.1工務店の「圧倒的に実践する」経営を読んだ - $shibayu36->blog;に引き続き、業界理解として「図解入門業界研究 最新住宅業界の動向とカラクリがよ~くわかる本」を読んだ。

かなり網羅的に書かれているのでざっと流し読みした。今の段階では住宅業界の背景を知る部分が一番理解しやすかった。業務で必要になるに応じて該当部分を再読するようにしたら理解が深まりそうだ。

興味深かったのは以下のポイント。

  • 空き家管理が新たなビジネスに
  • 日本では住宅投資額に対してストック額が少ない
    • 中古住宅の資産価値を高める必要性
  • 欧米と比べて住宅の質に差がある
    • 住宅の寿命がアメリカ67年、イギリス81年に対して、日本は26年
    • 近年は徐々に改善
  • 住宅産業は今は地場産業。戸建て住宅の85%は地域の工務店などが作っている
  • 気付き:住宅営業もカスタマーサクセスっぽくなりつつあるみたい

読書メモ

* 新設住宅着工戸数はピークの半分に 7
* 大工は50歳以上が6割 6
* 空き家管理が新たなビジネスに 7
* 日本では住宅投資額に対してストック額が少ない 9
    * 中古住宅の資産価値を高める必要性
* 欧米と比べて住宅の質に差がある 15
    * 住宅の寿命がアメリカ67年、イギリス81年に対して、日本は26年
    * 近年は徐々に改善
* 住宅産業は今は地場産業。戸建て住宅の85%は地域の工務店などが作っている 44
* 住宅の企画から完成まで 55
* 住宅営業もカスタマーサクセスっぽくなりつつあるみたい 56
* 住宅業界の仕事 60
* 現場監督の仕事。この人の質が住宅の品質にも大きく影響する 65
* インテリアの仕事 67
* 仕事のやり方が変化することで、大工の地位が低下している 74
* 建築基準法の変遷 86
* 気づき、住宅はかなり法律の制約を受けるので、法の制約を満たしているか考えながら設計するの大変そう
* 住宅産業はクレームが多い業界 178
    * 伝達ミスが原因なだけのことも多い
* 欠陥住宅が多い理由 180
* 2033年には空家率30% 186
* 新築着工数が少なくなることで、企業間の連携や統合が進み始めている。海外への進出も狙う 240
* これからの工務店経営 242 顧客の声を把握し、説明責任を果たし、実際に実現する技術力が必要

地域No.1工務店の「圧倒的に実践する」経営を読んだ

「建設DX」読んだ - $shibayu36->blog;に引き続き、業界理解として地域No.1工務店の「圧倒的に実践する」経営を読んだ。かなり面白かった。

この本に書いてあることを自分の中で落とし込むと「工務店がいかに自分の顧客に対してカスタマーサクセスを実践していくか」ということだったと思う。自分は建設SaaSに携わる中で工務店の人たちを顧客としてカスタマーサクセスを考える必要があるが、さらにその先の工務店が主体のカスタマーサクセスの片鱗を見れたことは業界への解像度をより高めることに繋がった。

この本の中で印象に残ったところは以下の点だった。

  • 工務店にとっての劇的変化、1.クラウド、2.スマホ、3.チャット
    • クラウドにデータを集め、どこでも仕事できるように
    • お客さんはスマホで情報収集している
    • スピード感のあるコミュニケーションのために顧客ともチャットを利用する
  • 点検などアフターサービスを充実かすることにより、営業せずともお客さんが自らリフォームしたいと相談しやすい接点が生まれる
    • 気付き:カスタマーサクセスによる営業活動というイメージ
    • アフターサービスに不可欠なのが顧客管理
  • 顧客管理の2つの目的
    • 1.将来の優良なリフォーム顧客を大切にし長期存続できるアフター体制を構築する
    • 2.お客さんとの信頼ネットワーク
  • 利益を残すには「標準化」と「平準化」
    • 標準化により良質な材料をリーズナブルに提供する
    • 平準化により、年中通して安定的に職人が仕事ができる状態にする

読書メモ

* 工務店にとっての劇的変化、1.クラウド、2.スマホ、3.チャット 271
    * クラウドにデータを集め、どこでも仕事できるように
    * お客さんはスマホで情報収集している
    * スピード感のあるコミュニケーションのために顧客ともチャットを利用する 359
* 工務店が全力で身につけるべき3つのコツ 377
    * オンライン面談
    * リモート接客
    * 電子契約
* お客様は、1.スマホで情報収集 -> 2.写真口コミで工務店を絞る -> 3.来場する 421
    * このため、スマホで家づくりのことをほとんど勉強できる状態にしておく必要がある
* 点検などアフターサービスを充実かすることにより、営業せずともお客さんが自らリフォームしたいと相談しやすい接点が生まれる 490
    * 気付き:カスタマーサクセスによる営業活動というイメージ
    * アフターサービスに不可欠なのが顧客管理
* 顧客管理の2つの目的 517
    * 1.将来の優良なリフォーム顧客を大切にし長期存続できるアフター体制を構築する
    * 2.お客さんとの信頼ネットワーク
        * 顧客満足度を高めることでお客さんが紹介してくれる
* IT化の前に顧客の整理をする 543
    * 契約顧客、入居顧客、見込み顧客
        * 契約顧客の管理は着工前管理と工程管理の二つのパート 581
    * 顧客管理の徹底度チェックの質問
        * 今月契約日が確定している「契約顧客」の数は?・今月の着工済の現場の数は?・御社の「入居顧客」の数は?(引渡済の累計棟数)・今月来場された「見込顧客」の数は?・今月の初回面談をした営業パーソンベスト3は?・今月の資料請求の数は?・今月の建築確認済の数は?
    * まず着手すべきは契約済のお客様の着工前管理。着工前管理が疎かだと、お客様に工程上の迷惑をかけたり、職人に安定的に工事をしてもらうことができない 586
* 利益を残すには「標準化」と「平準化」 721
    * 標準化により良質な材料をリーズナブルに提供する
    * 平準化により、年中通して安定的に職人が仕事ができる状態にする
* 定期的に自問自答すること 925