投資を学ぼうシリーズ。少額投資の税金優遇制度としてNISAというものがあるので、そのメリットデメリットを知っておこうと感じ、税金がタダになるおトクな「NISA」活用入門を読んだ。
さくさく読めて、NISAの概要やメリット・デメリットがわかるので面白かった。とりあえずNISAの概要を知りたければこの本だけ読んでおけば良さそうに思う。あとはNISAはまだいろいろ制度が変わりそうな気配を感じるので、もう少し動向を追っておきたい。
NISAというのは結局「少額の投資が非課税になる制度」である。最近は投資の儲けに対する税金が10%から20%に増額されたため、それに対する優遇制度ということになる。例えば100万円投資して、それが150万円になった場合に、通常口座の場合10万円の税金が取られるが、NISAで運用していた場合その課税額が0円になる。
ただし、NISAにもいろいろとデメリットがあって
- もし投資額から目減りしてしまった時に、税金がむしろ高くなる可能性がある
- 他口座との損益通算ができない
などといったものがある。
この本をいろいろ検討したのだけど結局NISA口座は開設しないことにした。理由は以下のとおり。
- 確定拠出年金制度のほうが税制優遇が強く、かつこれから始めようと思っている
- 確定拠出年金は資金流動性が低いので、個人購入の投資信託は資金流動性を高い状態に保っておきたい
- NISAでも通常口座でも流動性は変わらないが、下ろすことにより枠を使えないとか、5年間の優遇とかがあるので、心理的な流動性の縛りになりうる
- 今のNISAの仕組みが分かりづらく、学習コストが大きい
もっと制度が良くなったら検討しようかなと感じた。
大分知識溜まってきたので、まあ投資を学ぼうシリーズはそろそろ終わろうかと思う。あと最後にETFについて書かれている以下の本を読んだら終わりにしようかと思う。
[asin:4532112303:detail]