小説家が何を考えて小説を書いているか気になったので読んだ。
この本で面白いなと思ったのは、小説を前から順に書かないことがあるという話。僕がイメージしていたのは、小説は最初から少しずつ書いていくものだと思っていたけど、実はそういうわけでもないらしい。
例えば小択出新都さんによると
- 書きたいシーンが最初にいくつかある
- ストーリーはそれらをつなげるための一つのアイテムとして捉え、道筋をつける
- ある程度道筋が出来たら頭から順に書くが、筆が進まなければ書きたいシーンから書く
という流れで書いていくらしい。面白い。
話は変わるけど、サービスの企画をする時もまず体験してほしいことは何かから始めて、その前後関係を膨らませていくという話を以前に聞いたことがある。小説の書き方もこれと似た感じで、まず書きたいシーンがあってそれの前後関係を考えていくんだなーと思って、興味深かった。