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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

「ゼロから覚えるNISA入門」読んだ

投資を学ぼうシリーズで「ゼロから覚えるNISA入門」を読んだ。

簡単にNISAの概要をまとめたものなのですぐに読める。とりあえず概要を把握したい人におすすめ。NISAの制度は以下のような制度であることが説明され、その詳細について解説してくれる。

1. 制度対象者 : 20歳以上の日本国内居住者
2. 非課税対象 : 上場株式等・公募株式投資信託の配当や譲渡益
3. 非課税投資枠 : 新規投資額で年間100万円が上限(最大500万円)
4. 途中売却 : 自由に行えるが、売却部分の枠での再利用は不可能
5. 損益通算 : 特定口座などの課税口座で生じた配当や譲渡益との損益通算は出来ない
6. 非課税期間 : 最長で5年間(期間終了後、新たな非課税枠への移行による継続保有が可能)
7. 投資可能期間 : 2014年〜2023年
8. 口座開設数 : 1人につき1口座

「投資信託はこうして買いなさい」を読んだ

投資学ぼうシリーズで「投資信託はこうして買いなさい」を読んだ。


長期投資にかなった投資信託の条件を学ぶ - 「投資信託はこの9本から選びなさい」読んだ - $shibayu36->blog;で紹介した「投資信託はこうして買いなさい」の続きの位置付けの本。1時間くらいで投資信託の買い方をさくっと学べてお得。


投資信託の選び方が紹介されていて、それで紹介されていていくつかのサイトが便利そうだったので使ってみようと思った。


あともう一つ勉強になったなと思ったのは、投資信託を買える口座には4種類くらいあるということがわかったこと。

  1. 特定口座「源泉徴収あり」
  2. 特定口座「源泉徴収なし」
  3. 一般口座
  4. NISA口座

NISAは最近話題の税制メリットが得られる口座。また証券の口座にも源泉徴収ありとなしがあって、なしの場合は年額20万以上の利益が出た場合に、確定申告を自分でしないといけないので面倒。ありで作ったほうが良さそう。この本によると、まだ口座を持っていないなら「NISA口座」を作って、その後特定口座「源泉徴収あり」を作るのが無難となっていた。なるほど。


次はETF投資の話をもうちょっと調べたいのと、NISAをちょっとだけ知りたい。

[asin:B00O1FDUPW:detail]

知っておきたい「酒」の世界史読んだ

なんかKindleで安売りしてたので買って読んだ。非常に面白かった。

タイトルの通り、酒が歴史の中でどのように作られていったかについて、時系列に紹介されている。ビール、ワイン、日本酒、ブランデー、カクテルなどなど様々なお酒の発生の起源が分かり興味深い。



この本を読むと、発生の起源はその土地の特色や歴史背景に依存している事がわかる。日本の例が分かりやすいと思うので、この本の中から日本における日本酒の発生の起源と日本におけるビールの話について軽く紹介しようと思う。


日本酒は米と米麹と水を使って作る酒である。なぜ日本ではこのように酒が作られるようになったかというと、以下の理由があるようだった。

  • 穀物として米がよく使われていた
  • 発酵させるための材料として、日本各地では麹が自然に見られる菌であり、かつ醤油や味噌などの発酵に使われていた

このようにその土地の特徴的な材料や文化的背景が、その土地での酒を形作っていたりすることが分かる。


また日本のビールの話も面白い。日本では生産されているビールの99%程度がラガービールらしい。僕は海外にはいろいろな種類のビールがあるのに、なんで日本のビールは同じような味のものが多いのかということが気になっていた。この本によると

  • ラガービールは製造には時間がかかるが、品質を一定に保つ事ができる、冷やしておけば長期間保存が利くなどのメリットがある
  • 大量生産される品質の均一な「商品」としてはラガービールのほうが都合がよかった

とのこと。おそらく日本でビールが流行りだしたのは、大量に生産するようになってからのため、このような比率になったのではないかと思う。最近ではラガービールでない種類のビールも目立ってきたので面白いなーと思う。



こういう感じで世界中の酒に関する歴史的な経緯とかを教えてくれる本だった。Kindleでむっちゃ安いのでおすすめです。