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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

本の内容が頭に入ってくるのは結局は知見まとめノートを作っている時

最近は読書のやり方を変えてみたら知識の吸収速度・引き出し速度が上がった話 - $shibayu36->blog;に書いているやり方で読書をしている。こういう流れだ。

  • (1)学びたいと思った知識が書いてありそうな本を2~5冊選ぶ
  • (2)1冊ずつざっくり読みながら、面白かった部分・気になった部分はKindleで黄色にハイライトしておく
  • (3)全冊読み終わったら、ハイライトした部分だけ眺めて、やっぱりおもしろいと思ったところは赤のハイライトを付け直す
  • (4)赤のハイライトを眺めて、読書ノートに転記する
  • (5)とくにおもしろい部分については、自分の知見まとめノートにカテゴリごとに整理する

しばらくこれを続けて感じたのは、結局のところ(4)〜(5)に至るまで書籍の内容が全然頭に入っていないということだ。(4)(5)の時に、はじめて「書いている内容が言いたかったのはこういうことだったのか」と頭が急に理解したり、「この知識は今の仕事のこの部分に役立ちそうだ」と急にアイデアが出たりする。読んでる段階でも自分では理解できていると感じているが、その段階だけで急に理解できたと感じる瞬間はあまりなく、振り返ってみるとまったく理解できてないことに気づく1

人によって理解のフレームワークはまったく異なると思うが、自分にとっては「自分の言葉でまとめる」というフェーズを経ないと理解ができないようだ。このフェーズを必ずやると読める冊数は少なくなってしまい知識をなかなか身につけられないと焦る気持ちもあるのだが、結局読んだとしてもあんまり頭に残ってなかったら意味ないので、今後も続けていこうと思う。


  1. ただし自分が経験上分かっているが言語化できていないことについては、読んだだけで理解できることがある