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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

スクラムガイド(2017)読んだ

スクラムを基本から学びなおしたいと思い、スクラムガイドの2017年版を読んだ。もともとスクラムは学んでいたので、ある程度知っている事柄が多かったが、今回読み直すことで、開発チームの最適人数・デイリースクラムの役割・ふりかえりの役割あたりが自分の中で言語化されたのは良かった。

読書ログ

  • スクラムでは、スクラムの作成物やスプリントゴールの進捗を頻繁に検査し、好ましくない変化を検知する。ただし、頻繁にやりすぎて作業の妨げになってはならない 4
  • スクラムチームは自己組織化されており、機能横断的である。自己組織化チームは、作業を成し遂げるための最善の策をチーム外からの指示でなく自分たちで選択する 5
  • プロダクトオーナーは開発チームから生み出されるプロダクトの価値の最大化に責任を持つ 5
    • プロダクトオーナーは1人の人間であり、委員会ではない。委員会の要求をプロダクトバックログに反映することもあるが、プロダクトバックログの優先順位の変更についてはプロダクトオーナーと相談しなければいけない
  • 開発チームに最適な人数は、小回りが利く程度に少なく、1スプリントで重要な作業が成し遂げられる程度に多い人数。3人〜9人の間(スプリントバックログの作業に携わらないPOとSMは含めない) 6
  • スプリントプランニングでは以下の質問に答える 9
    • スプリントの成果であるインクリメントで何を届けることができるか
    • インクリメントを届けるために必要な作業をどのように成し遂げるか
  • デイリースクラムは、コミュニケーションを改善し、その他のミーティングを取り除き、開発の障害物を特定・排除し、迅速な意思決定を強調・助長して、開発チームのプロジェクト知識のレベルを向上させるものである 11 ※
  • スプリントレトロスペクティブ(ふりかえり)には以下の目的がある 12 ※
    • 人・関係・プロセス・ツールの観点から今回のスプリントを検査する
    • うまくいった項目や今後の改善が必要な項目を特定・整理する
    • スクラムチームの作業の改善実施計画を作成する