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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

どうやったら発見した問題をうまく放置できるようになるのか

仕事をしていると、様々な問題が発見される。問題を発見した時、とにかくすぐに対処しようとしてしまうことが多い。しかし、そうしていると、タスク量が増えてきたときに問題解決に忙殺され、もっと重要なことに取り掛かれないということが起こりがちである。

「イシューからはじめよ」によると、忙殺されないためには、問題の重要度を見極めて、重要なものだけ重点的に取り組むべきであり、そうでない問題は放置すべきと書かれている。

しかし、そんなことは頭では分かっているのである。それでも問題を見るとすぐに解決しようとしてしまうのである。では、どうやったら発見した問題をうまく放置できるようになるのか。


それについて最近1週間ほど考えていたのだけど、とりあえず以下のことをやってみようという気持ちになった。

  • それが何か問題かと自問する
  • 問題を少し置いておく
  • 問題を書き出してみて、他の問題と比較する

それが何か問題かと自問する

例えば、チームで「コミュニケーションがうまく取れていない」という問題を発見したとする。発見するとなんとか解決しなければと、ミーティングや雑談の機会を増やそうと解決案を考えてしまいがちである。

しかし、もしかしたら「コミュニケーションがうまく取れていない」ということは実際に問題ではない可能性がある。今はコミュニケーションが必要なタスクがないので、一時的にコミュニケーションが取られていないだけかもしれない。または、仕事の特性上コミュニケーションを取るより、一人で集中する時間が増えたほうが良いのかもしれない。

このように問題っぽいことでも問題ではないことはよくある。そこで、今後は問題を発見したと思っても、ひとまず一度「それが何か問題かと自問する」ように心がけたい。

問題を少し置いておく

問題を発見した直後は、それが非常に重要な問題と思いがちであると感じている。しかし一週間程度置いてみて頭を冷やしてみると、そこまで問題ではなかったなと思うこともよくある。

ここから、問題を発見した瞬間は冷静に判断できないと考え、一回問題を1日とか1週間とか置いてみるのも重要だなと思った。

問題を書き出してみて、他の問題と比較する

実際に問題であることが確認できたら、次はそれが重要かどうかを判断する必要がある。ただ、その問題一つだけ見ていても、とにかく重要だとしか思えないことが多い。

結局重要度というのは相対的に見ないとよく分からないのではないかと思う。そのため、問題の詳細を一回書き出しておき、他の問題(これも全部書きだしている前提で)と比較した上で、重要度の相対感をなんとなく理解すると良いのではと思った。この時他の方が重要だと理解できれば、自信を持って問題を放置できる。

まとめ

今回はどうやったら発見した問題をうまく放置できるようになるのかについて、自分なりに考えてみて、とりあえず今後やってみようと思うことを書いてみた。この方法が良いかも分からないので、他にいい方法があったら知りたい。