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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

Java言語で学ぶデザインパターン入門を読んだ

 オブジェクト指向を学び始め、どうやって設計したらいいかわからなくなったので、デザインパターンについて少し知っておこうと思い、Java言語で学ぶデザインパターン入門を読みました。これがかなりいい本だったので、少し紹介したいと思います。

構成

 この本は23章あり、それぞれがGoFがまとめた23個のパターンに対応しています。各章の構成としては次のようになっています。

パターン概要
パターンの概要説明を行っています。
サンプルプログラム
パターンを具体的に実装したサンプルを見ながら解説しています。
○○パターンの登場人物
そのパターンの一般的な構成を図で示し、さらにサンプルのそれぞれのクラスが図の中のどの役割を担っているかを解説しています。
あなたの考えを広げるためのヒント
このパターンについて補足をしています。
関連しているパターン
そのパターンと関連するパターンの紹介をしています。
この章で学んだこと
最後にまとめをしています。
練習問題
簡単な練習問題です。

感想

 上の構成からわかるように、この本では3ステップでデザインパターンを学ぶ事ができます。

  1. 具体的なプログラムを見て、そのパターンがどのような使われ方をしているのかを理解する
  2. そのパターンは一般的にどのような構成になっているかを理解する
  3. 練習問題に取り組んで、自分が本当に理解できているか、確認する

 このようなステップで学ぶ事で、デザインパターンの構成を丸暗記するのではなく、どうしてそのようなパターンになっているのかについて理解できるので、非常に身に付きます。

 デザインパターンを学ぶには非常によい本なので、是非読んでみてください。