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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

長い期間、継続的にブログを書き続けるための工夫

10年前からブログを始めて、10年間コツコツコツコツ学んだことや考えたことを記事として書き続けてきた。その結果、ついにブログの記事総数が1000記事近くになってきた。10年間かなり頑張ってきたなあと感慨深い。ありがたいことに読者数も1000人ほどいて色んな人に見てもらえるようになり、これも継続的に書き続けたおかげだなあと思う。

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また、ずっとブログを書き続けてきたことで、以下のような多くのメリットを受けることができた。

  • ブログを書くこと自体が自分の頭の整理に繋がる
  • その後知識を忘れたとしても、ブログを見返せば思い出せる
  • 初めからブログに書くつもりで勉強すると、勉強の効率が上がる
  • 反対意見とかツッコミを入れてくれる人が出てきて、自分の思い違いを正したり、より考えを洗練させることができる
  • 記事を書き続けていると意外と読者が増えていて、気合を入れた記事を書いた時もみんなに見てもらえる
  • 完全公開の場で書いているので、例えば転職などして会社の情報にアクセスできなくなったとしても問題ない


これだけずっと書いてきて、それにより色んな良いことを経験してきたので、今日は長期間継続的にブログを書き続けるために、自分がどういう工夫をしてきたかを書いてみる。

  • 工夫1: 読まれるかどうかを意識せず、自分のために書くくらいの意識でいる
  • 工夫2: これ書いてみても良いかもと思ったらその日に最低限公開できる状態にしてしまう
  • 工夫3: 記事の質を重視しすぎない

読まれるかどうかを意識せず、自分のために書くくらいの意識でいる

まず気持ちの持ちようとして、書こうとしている内容が読まれるか・周りの人に役立つかを意識せず、全てのブログ記事は自分のために書いているくらいの意識でいるようにした。これが継続的に書くために大きく寄与したと思う。

読まれるかどうかを意識してしまうとブログを書くことに対するハードルが上がりすぎて、何も書けなくなってしまう。また「これは読まれるだろう」と期待しすぎてしまい、思っていたより読まれなかった時に意気消沈して続けられなくなってしまう。

そのため、「全てのブログ記事は自分のために書いている」くらいの意識でいるのが丁度良いと思っている。この意識でいれば、たとえ読まれなかったとしても自分のためにはなったなあと思うことができ、意気消沈せず、ずっと書き続けられる。

これ書いてみても良いかもと思ったらその日に最低限公開できる状態にしてしまう

書いても良いかもと思ったら当日に公開できるレベルで書いてしまうように工夫したのも、継続的に書けた要因だと思う。

「書きたいネタだ!」という思いは日を置くと薄れてしまう。そのため、当日にちょっとだけ書いてまた次の日に書こうと思っていても、次の日にはやる気が出ず、結局お蔵入りということがよく起こる。結果として、公開していない下書きがひたすら増えていってしまい、最終的に公開した記事は少なくなってしまう。

これを防ぐため、思いついたらとにかく最低限公開可能なところまで当日中に書ききってしまうように心がけていた。最低限公開可能な状態にまでしておけば、やる気が出なかったらそのまま公開したら良いし、やる気が出たらより質を上げるということも出来る。

このように最低限公開できると思える状態まで当日に持っていくように心がけたので、記事をどんどん公開していけたのだと思う。

記事の質を重視しすぎない

さらに、最低限公開できると思うレベルを上げすぎると一切公開できないと思ったので、記事の質を重視しすぎないことも意識した。これも継続的に書き続けられた要因になった。

質を意識しすぎると書き出せなくなるし、書き終えた後に「これで良いのかな?」というのを確認しすぎると公開できなくなってしまう。そのため、読みやすさなどの質は自分がある程度理解できればそれで良しとし、さらにその記事を公開することで問題が起こらないのであれば、あまり質を気にせず公開するようにしていた。

具体的な工夫でいうと、例えば推敲しすぎないようにしていた。自分の中では「推敲は最大2回」というルールを決めて、このチェックが終わって全体が分かりづらかったとしても諦めて公開してしまう。

このように質を重視しすぎないことで、記事を書き始めるハードルも下がり、公開するハードルも下がったので、結果的に多くの記事を公開できたと思う。

まとめ

今回は、10年間ずっとブログを書き続けてこれたので、それが出来るために行った工夫について書いてみた。とにかく継続的に書いていると良いことがいっぱいあるので、参考になると嬉しい。

参考

メンターを初めて経験する人に、最初に読むものとしてオススメしている書籍たち

こういうツイートして、そういえば社内でメンターを初めて経験する人にオススメしている書籍たちを外部に公開してないなと思ったので紹介してみます。

メンタリングのスキルを学習する時のキーワードは「コーチング」と考えていて、以下の書籍を推薦しています。上から順におすすめ順になっています。この推薦は網羅的にコーチングを学べると言うより、初めての人でもとっつきやすく読みやすいものであることを意識して選んでいます。また、メンタリングを始めるだけなら、書籍の全部分を読む必要はなく、どこまで読んでおくと良いかも書いています。

  • エンジニアリング組織論への招待
  • ザ・コーチ
  • コーチングの基本
  • 新1分間マネジャー

エンジニアリング組織論への招待

  • 2章まで読むとメンタリングに必要なスキルが幅広く学べます
  • 特に1on1などでの問題解決手法を学ぶことが出来ます
  • 自分の読書感想文

ザ・コーチ

ザ・コーチ

ザ・コーチ

Amazon

  • 目標設定の考え方を学べます
  • 説明文だけ見るとスピリチュアルな感じに見えるけど、目標設定のことを勉強するには読みやすいと思います
  • 小説形式で教えてくれるので、合わない人は合わないかもしれません
  • 自分の読書感想文

コーチングの基本

  • 1章の「コーチングとは」の章が、コーチングのことをコンパクトにまとめていて参考になります
  • それ以降はコンサル感も強く、合わない人も多いかもしれません

新1分間マネジャー

  • マネージャーとしての簡単なエッセンスがまとまっています
  • 目標設定の考え方や、褒めることの重要性を学べます
  • これも小説形式
  • 自分の読書感想文

その他参考資料

以前僕が書いたブログ記事も良ければ参考にしてください。

まとめ

今回は社内でメンターを初めて経験する人に、最初に読むものとしてオススメしている書籍たちを自分のブログでも紹介してみました。それぞれ自分の読書感想文もあるので、そちらも参考になれば。

ちなみに僕はまだ読んでないのですが、たくさんの人にオススメされている本として以下の2つがありました。このあたりも時間があったら読んでみたい。