自分は組織での行動やマネジメントの分野に興味があるのだけど、その一貫でそもそも組織とはどう設計していくのかの基礎的な知識を学びたいと思ったので、評価の高い「組織デザイン」を読んだ。とにかく面白く、読んで非常に良かった。学ぶことが多すぎて、読書ノートが膨大になってしまった。
この本では、組織を設計するために必要な「組織」についての基本的な知識を体系的に教えてくれる。これを読めば
- 組織というのは、分業と調整から成り立っていること
- 組織形態の基本形である、機能別組織・事業部制組織・マトリクス組織それぞれの特徴
- 分業の様々なタイプのメリット・デメリット。垂直分業、水平分業、並行分業、機能別分業など。
- 分業によって得られた成果を統合する事前の調整手段である標準化という考え方
- 分業によって得られた成果を統合する時の例外への対応であるヒエラルキーという考え方
- その他成果を統合する際の調整に使える様々な手法の紹介
などということを学ぶことができる。
この本で組織についての基本的な知識を知っておくと、例えば技術組織という存在をどのように運用していくと良いかとか、ある問題が組織構造に起因するものなのかとか、そういうことを考えられるようになると思う。なので、人事の仕事をする時や、技術組織の検討をすることがある場合にまた参考にしたい。
とにかく学ぶことは多かったので、このあたりの知識について気になる人は読んでみることをおすすめ。
読書ノート
11/21 14:20追記 ちょっとたくさん書きすぎて著作権的に怪しい気がして来たので、削除しました。