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株式会社はてなでエンジニアをしています。プログラミングや読書のことなどについて書いています。

「無印良品は、仕組みが9割」を読んだ

昨夜なぜか眠れなかったので、積んであった「無印良品は、仕組みが9割」を一気読みした。

この本は無印良品の業績が悪くなっていたときに、「仕組み」をうまく作ることで業績を改善した話について書かれていた。書かれている具体的な仕組みはもちろん無印という会社に合ったもので他の会社に適用できるかは分からなかったが、しかしながら「仕組み」の考え方については非常に汎用的に適用できるもので参考になった。経営とかに興味があれば非常にオススメ。

個人的に印象に残ったのは以下の2点。

  • マニュアルの全項目に、なぜその作業を行うかを書いている
  • 仕組みに納得して、実行するうちに、人の意識は自動的に変わっていく

マニュアルの全項目に、なぜその作業を行うかを書いている

無印良品には、経営から商品開発、売場のディスプレイや接客まで、すべての仕事のノウハウが書かれたMUJIGRAMというマニュアルがあるらしい。そのページ数なんと2000ページ!しかも現場社員の意見を取り入れ、毎月更新されるという形骸化していない生きたマニュアルになっているようだ。

このマニュアルに関することはいろいろ書かれていたが、その中で一番印象に残ったのは、「マニュアルの全項目に、なぜその作業を行うかを書いている」こと。「なぜ」が書かれていると、その仕事が何を実現するかはっきりするし、さらに仕事の意味が分かることで現場から改善などが上がってくるらしい。

確かに「何を」だけ指示されると、単に作業感が出てしまいモチベーションが下がるという経験がある。そのため、このように作業の意味が書かれているのは非常に良いことだなと思った。

エンジニア業界での似たような例として、コーディング規約を作る時も全ての項目にその理由を書くと良かったりするので、「なぜ」を書くという考え方はいろんなところで適用できそうだなと思う。

仕組みに納得して、実行するうちに、人の意識は自動的に変わっていく

この本に「仕組みに納得して、実行するうちに、人の意識は自動的に変わっていく」と書かれていた。もう少し詳しく書くと次のとおり。

  • 社員、部下の意識を変えたいとなったとする
  • しかし、いきなり意識を変えようとして研修などをしたとしても、うまくいく試しがない
  • そうではなく、問題を見つめ、その本質を解決する仕組みを導入し、それを社員が実行することで、徐々に意識が変わっていく


これはnaoyaさんが「開発組織マネジメントのコツ」という内容で発表していた、個々人の意識はコントロールできないが、組織構造はコントロールできる という内容に似ている。

自分自身も個人に言い聞かせるみたいなことはせずに、なぜそうなるかを深く考え、構造の問題を見抜けるようにしたい。

まとめ

今回は「無印良品は、仕組みが9割」を読んで、印象に残ったところをブログに書いた。眠れなかったから読んだ割に非常に学びが得られて良かった。