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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

クラスター株式会社に入社しました

2023/07/01よりクラスター株式会社に入社しました。

corp.cluster.mu

今回もいくつかオファーをもらったが、次の理由からクラスター株式会社へ決めた。

  • とにかくクリエイターを応援したい
  • 社内にもクリエイター気質の人が多そうだ
  • リアルタイム通信サーバーなど、裏側のシステムにワクワクする
  • VR自体が子供の教育を改善しうる

とにかくクリエイターを応援したい

転職活動の際にいろんな転職軸を言語化していたのだが、結局のところ自分がどうしても貢献したいプロダクトでなければモチベーションを保てないと感じた。もう一度これまでの仕事を振り返った時、自分は「漫画家・小説家・ブロガーなどのクリエイターが、自分の作ったプロダクトによって報われた時」に非常に嬉しく感じる1ことに気づいた。

クラスター株式会社は現在clusterというメタバースプラットフォームを作っているが、単純にメタバースプラットフォームだけをやりたい会社というわけではない。会社紹介動画にもあるとおり、会社ミッションは「人類の創造力を加速する」と書かれていて、クリエイターを応援し創造力の制約を取り除くために現在はメタバースプラットフォームに注力しているという構造になっている(参考: https://recruit.cluster.mu/)。

このような会社の方向性と、自分のとにかくクリエイターを応援したいという気持ちがマッチするなと感じた。

社内にもクリエイター気質の人が多そうだ

自分は選考フローの中でNDAを結び、クラスター社内のSlackを一定期間見られるようにしてもらった。その中でクラスター社内のメンバーの特性として、クリエイター気質の人が多そうだと感じた。仕事でもモノづくり自体を楽しいと感じる人や、趣味活動でもジャンルを問わず何かを作っている人が多かった。

分かりやすい例で言うと、クラスターに入社して1年経った話|獏星(ばくすたー) でも紹介されている #作ってるものポイポイルーム というSlackチャンネルが存在している。この中で、実際にアバターを自作してみた・コンテンツを作ってYouTubeに上げてみた・便利なCLIツール作った・ぬいぐるみ作ってみたなど、いろんな創作活動が投稿されている。

僕は仕事で作っているプロダクトでクリエイターが活躍するのも好きだが、さらに社内にクリエイター気質な人がたくさんいるともっと楽しく仕事ができるということを、これまでの経験で感じている。そのため、この観点でもマッチしそうだと感じた。

リアルタイム通信サーバーなど、裏側のシステムにワクワクする

クラスター株式会社のことを調べている中で次の記事が目についた。

tech-blog.cluster.mu

この記事を軽くまとめると

  • 3D空間の状態同期のためにMQTTというプロトコルを用いている
  • 元々はサードパーティのMQTTサーバを活用していたが、プロダクトの要求の高度化に対応できなくなってしまった
  • そこでMQTTプロトコルは維持したまま、サーバーを独自実装した
  • 結果、同時にアバターを表示できる数の向上、セーブ機能の実現、スマホだけでワールドを作れるワールドクラフトの実現などに繋がった

このように裏側寄りの難易度の高い複雑な実装をすることでプロダクトの価値を向上させられるのは非常にワクワクした。とくに自分はユーザーが直接触っているようなフロントよりの技術より、裏側の複雑な要件をピタゴラスイッチ的なものがうまく動くことで新しい価値に繋がる方が好みだ。そのため、この記事に非常に強い興味を持った。

これ以外にもメタバースプラットフォームを作る上でリアルタイム + あらゆるデバイスからの接続があるからこその裏側の難しさがたくさんありそうと感じた。また最近のAIの台頭とメタバースとの親和性から、別の軸での裏側寄りの難しさも出てきそうである。

これらから、自分の技術的な興味とメタバースプラットフォームの開発で出てくる技術的課題にも親和性を感じた。

VR自体が子供の教育を改善しうる

最後はVRを発展させることにより、子供の教育を改善しうると感じたためだ。

今自分には子供が二人いるため、子供にとってより良い世界を作りたいという気持ちがある。iPadなどタブレットPCが発売された後、学習の仕方が変化したと感じていて、ワンダーボックスのようなタブレットPCでインタラクティブに遊べるからこそ学びやすくなっているのはおもしろい。

このような変化はVRの発展によっても起こると感じている。VRによって現実に近い形で体感でき、また危険がない状況でさまざまな挑戦をできることは学びやすさに繋がる。

厳密にはメタバース = VRプラットフォームではないものの、メタバースを発展させる時にはVR技術の発展は不可欠だ。そのためプロダクトを改善することが、中長期では子供のために繋がりそうということにもモチベーションを感じている。

最後に

こんな感じでクラスター株式会社に入社することに決めた。まだ入社初日なので何も分かっていないが仕事を楽しめるといいなと思っている。

もしクラスター株式会社に興味を持った人がいれば声をかけてください。一緒に働きましょう。

recruit.cluster.mu


  1. たとえば、はてなブログMediaによってブロガーと法人を繋ぎブロガーが仕事を得られた、カクヨムで小説を書いたユーザーの書籍が出版されてユーザーが喜んでいるなどを見つけた時に喜びを覚える