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株式会社はてなでエンジニアをしています。プログラミングや読書のことなどについて書いています。

「1人でできる子になるテキトー子育て」読んだ

子育てに迷ったときに判断するための一つの情報源として読んだ。

この本は研究の内容をベースとして、子育てのときに親がどういう行動を取れば良いか教えてくれる本。自分が思っていた良い行動は、実は子どもにとっては逆効果だった、みたいなことを知れて良かった。例えば以下のような話が面白かった。

  • 人間の脳は否定語を理解するのが難しい
  • そのため、「騒いじゃ駄目」と言うと、「騒ぐ」と言う言葉の印象が強く残り、余計騒いでしまう
  • 肯定語に言い換えて、「ここでは静かにしようね」と言うだけで伝わりやすくなる


一方、この本は良い行動を年齢別にまとめているわけではないので、今自分にとって必要な情報をかいつまんで読むのは大変だった。その点は残念。年齢別にまとまっていないので、前から順に読んでいくというより、子育てに悩んだときに目次から関係しそうなところをピックアップして読むと良さそうに思った。目次がよく出来ているので、リファレンス的に使うのは非常に便利そうだった。


年齢別にまとまっていると、よりありがたかったなと思いつつ、総合的に面白い本でした。

読書ノート

* 「やる気をだしなさい」は逆効果 261
* 我慢した後に得られるものが大きいほど、いつまで待てばよいかがはっきりしているほど、簡単に我慢できる 367
    * 「今は我慢して、食後にフルーツ三昧にしましょう」
* 「守るべきこと」は3種類で別々に発達する。3種類は「道徳」「きまり」「個人的な決め事」 413
    * 道徳は人として絶対守らないといけないこと。きまりは特定の社会システムがうまく回るようにするためのルール。個人的な決め事は影響が基本的に自分だけにおよぶこと。
    * 1歳半にならないと「きまり」は理解できない。
* 結果だけを見て叱らない 444
    * 「きまり」は守れていないのに、結果オーライなことは褒めない
    * 好奇心で失敗してしまったとしても、「きまり」を守れているなら叱らない
* 6歳の子供の99%が他人の立場で考えることができない 490
    * 「自分が楽しく食べたいときに騒いでいる子がいると嫌でしょ」という風に自分視点で伝える
    * 他人の視点に立つ能力は、およそ7歳ころから発達する 775
* ごっこ遊びこそが最も幼児期の発達を促す遊び 520
    * ルールを守る力、他人の視点に立つ力、他人の気持ちを理解する力などを育む
* 人間の脳は否定語を理解するのが難しいので、肯定語で注意する 616
    * 「騒いじゃ駄目」と否定語で伝えると、「騒ぐ」というワードの方が強く伝わる
    * 「ここでは静かにしようね」のような肯定語の言い換えを
* 幼児期のお手伝いの第一の目的は人を助ける喜びを感じる心を育てること 692
    * 親が助かったかどうかは二の次でよい
    * 笑顔で「ありがとう」と言う
    * お手伝いに報酬を与えると逆効果(内的報酬の話)
* 指差しにとことん付き合うと、共感するちからが育ち、他の人の気持ちを上手に理解することができるようになる 792
* 優しい行動ではなく、優しい心を褒めるほうが、優しい行動が増える 920
    * 「助けてあげて偉かったね」 -> 「助けたいと思うなんて本当に優しいね」
* 「〜しなさい」でなく、「〜したらどうかな?」のほうが行動してくれる 947
    * 「分けてあげなさい」 -> 「わけてあげたらどうかな?」
    * 分けるか分けないかを選ぶのではなく、分けてあげる量を選ばせる、のように視点を変えるのも有効
* 1歳ごろにどうでもいいような細かいことに夢中になるほど、3歳半での集中力も高い 1005
* 幼児期の注意力をちゃんと高めてあげれば、あとは勝手に賢く育つ 1005
    * 注意力を高めるためには、一緒に遊び始めてから長く遊んであげると良い
* なぜなぜ3パターン 1111
    * 大人はもはや「なぜ?」と思わずにやっているものは、そういうものと言って良い。子供の知っている同じ仲間のものとつなげると更に良い
    * 「知るわけない」系は、空想の話で楽しむ
    * 大人さえ調べないとわからないもの
        * (感想: できれば自分で考えさせたい)
* 笑うことによって血中のストレスホルモンの量が減る。くすぐりっこでも良い 1313
* むら食いは4歳まで気にしない 1619
    * むら食いを抑える抑制機能の発達は4歳ごろからなので、注意しても意味がない
* 知育系のアプリは18ヶ月以降には、大人と一緒にやるなら効果がある 1748
* 米国小児科学会の、電子機器に関する主な指針 1768
    * 1歳半未満では、ビデオチャット以外の電子機器の使用は控えましょう
    * 1.5~2歳の子供に見せるなら、良質なものを親が選んで一緒に見ましょう
    * 2~5歳でも最大1日1時間。親も内容を把握しましょう
    * 食事のとき、ドライブのとき、寝る直前などは電子機器の使用を控えましょう
    * 子どもが自分のスマホを持つようになる前に、親が使い方のお手本を見せましょう
* ゲームは脳内での過剰なドーパミン放出を促すので、小学生未満の幼児はゲームに依存しやすくなる 1785
* 子どもどうしのいざこざが起きた時は(例えばおもちゃを奪う) 1883
    * 1.5歳~3歳までは、「おもちゃで遊びたい気持ちわかるよ」と共感したうえで、「お友達も遊びたいから返そう」と促す
    * 4歳くらいになったら、むしろ口出ししないで見守ることで、社会性が身につく
* 幼児期に一日10分だけでいいので、文字を読んだり書いたり、足し算や引き算の練習をしたりすることは、小学生になって勉強嫌いにならないためにはとても大事 1934
* 赤ちゃん言葉は、言葉の音のつながりを意識する力(音韻意識)の発達に最適 2143
* 幼児期のドリルは楽しさ重視で、どんなに間違いが多くても「全問正解〜」くらいで良い 2473