第1回カクヨムWeb小説コンテストから書籍化された横浜駅SFを読んだ。
横浜駅が増殖するという一発ネタのような内容にもかかわらず、SFで必要である(と僕が思っている)、世界観の構築や設定の一貫性がちゃんとあって良かった。途中少し情景が想像しにくい場面もあったけど、最後まで楽しく読めた。Webから、流行りの異世界転生物やファンタジー物、ラブコメ物ではなくて、このような訳の分からないSF小説が出てきてくれたことは純粋に嬉しい。
コミカライズも既に始まっていて、こちらも楽しみ。横浜駅SFの世界が想像できなかった場面もあったので、これがどのように絵になるか期待している。