はてなダイアリー10周年おめでとう!キャンペーンがいい機会なので、はてなダイアリー・はてなブログと自分を振り返ってみる。
はてなダイアリーでブログを始めだしたのは、2010/2/16だった。ダイアリーのタイトルは「Dive into the Tech World」。記念すべき最初の記事はPHPのセキュリティ - $shibayu36->blog;(既にはてなブログにインポートしてしまったのでブログの記事になってます)。スターもブクマも何もついていない。多分アクセス数も一桁台だと思う。
この頃はプログラミングをちゃんとやり始めた時期で、自分のやった技術的な内容をメモがてらブログに書き出しておこうという感じだった。人に見せようとか何も考えてなくて、ただ自分用のメモとして。symfonyのデータベースモデルで配列処理をする場合 - $shibayu36->blog;とか、さくらインターネットにgitを入れた - $shibayu36->blog;とか。だから特にブログを書くのが楽しいというのは思っているわけではなかった。
ある日突然ブログを書くというのが楽しくなった。それは様々な人と出会い、別れ、その結果はてなに入った - $shibayu36->blog;を書いた時からだ。
自分とエンジニアというものについて記事を書くというキャンペーンがあって、その日はそれについて書いた。するとブクマがある程度ついて、スターがいっぱいつけられて、アクセス数が突然一日500とか来た。一日中アクセスログとかを見ていた。そのフィードバックが非常に嬉しくて、その日から突然、書いて公開するということそのものが楽しくなった。
その日からも書いている内容はあまり変わっていないけど、小さいことでもいいからなんでも書こうという気分になった。
ここで見てみると、はてなダイアリーを始めてから、書いて公開することの面白さに気づくまで、約4ヶ月かかっている。これはウェブサービスとしてはなかなか珍しいと思う。敷居も高い。ここまでソーシャルメディアからのフィードバックがほとんど無ければ、殆どの人は面白いと気づく前に飽きてやめるような気がする。
でも誰かに見てもらえているとか、評価してもらえているとか初めて気づいた時、突然面白くなるという感覚を感じると、書き続けるというモチベーションになって、辞めずに書き続けられるようになると思う。
で、いろいろ紆余曲折を経て、今ははてなブログというサービスを作っている。チームに参加してずっと思い続けていることは、上に書いたような自分の体験をもっとみんなに、できるだけ早く感じてもらえるようなサービスにしていきたいということだ。自分はその面白さに気づくまで4ヶ月かかったが、それをもっと早く、ある程度手軽に感じてもらい、いろんな人に自分の考えや趣味のことなどをどんどん書いてもらいたいと思っている。
こういう考えは初心としてずっと維持しながら開発していきたいと思うし、今後もその考えを活かしながら良いものを作り上げていきたい。
最後に今日のつぶやきで締めくくり。
ブログ始めようと思ってはてなダイアリー書き始めて、はてなに興味でて、バイトしだして、社員に至ったの感慨深い / “はてなダイアリー10周年! ありがとう キャンペーン - はてなブログ (beta)” http://t.co/SfGFuJsH
— 柴崎優季 (@shiba_yu36) 2013年1月16日