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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

Team Geek読んだ

Team Geak読んだ。

結構面白かった。けれど、ちょっと内容が多すぎてぼやっとしていたなという感じだった。

この本読んでると大体最初の方に出ているHRTという概念について繰り返し説明しているという感じだった。いつものように心に残った部分を書き留めておく。

HRT

HRTっていうのは謙虚、尊敬、信頼の頭文字。

  • 謙虚(Humility)
    • 自分は世界の中心でないし、全知全能ではない
  • 尊敬(Respect)
    • 周りの人のことを思いやる、能力を正しく評価する
  • 信頼(Trust)
    • 自分以外の人は有能で正しいことをすると信じる

チームとして働くときやコラボレーションする時はこれに気をつけたほうが良いと書いてある。逆に人間関係の衝突はこれらのどれかが欠けているために起こっていると書いてあった。


これは確かにと感じることが多い。

例えばコードレビューの時に喧嘩してしまう時とかは

  • 昔この人が書いたコードがだめだったし、今回も全然だめのように見えるから指摘しまくろう
  • このコード読みにくくてなんでこんなことやってるかわからないけど、わからないんだからダメだ

みたいな感じで潜在的に思ってしまっていて(そのような考えをいくら排除しようと思っても)、人を尊敬・信頼せずに決めつけてレビューした結果、自分もその人も怒ってしまうみたいなことがあったように感じる。

この時もし、「何かよくわからないコードはあるけど、この人なりの考えがあるから質問してみよう」みたいに謙虚を持って、人を信頼してコードレビューをすればもう少し良いところに落ち着くかもしれない。

人ではなく振る舞いに指摘する

 何か指摘する時はその人を責めるんでなく、振る舞いを指摘しようみたいな話。

 コードレビューの時もレビュー自体はその人を非難しているのではなく、コード自体を指摘しているという感覚を持っていないと結構喧嘩になりがちなので、まあこういうことは前提として考えておく必要があるなあと思う。