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株式会社はてなでエンジニアをしています。プログラミングや読書のことなどについて書いています。

「クジラは潮を吹いていた」を読んだ

クジラは潮を吹いていた。

クジラは潮を吹いていた。

最近エンジニア以外の職種の考え方みたいなのをもっと知りたくて、そのためにいろんな本を読みたいと思っている。今回の本はデザイン的な考え方をなんとなく覗いてみたくて読んでみた。


まずこの本を読んで感じたことは、すべてのモノにはデザインが関わってるんだなということ。そりゃ当たり前だろという感じなんだけど、今自分が持っているペットボトルにもデザインが、スーパーマーケットに並んでいる食品パッケージにもデザインが、そのあたりに貼ってある広告にもデザインが、薬のケースにもデザインが、それぞれあるということを改めて認識した。自分はWeb系に関わっているので、Webデザインというものにフォーカスが当たりがちだけど、実際には様々なものにデザインがある。そう考えると少し歩いているときに見えている風景が変わった気がする。


次に感じたことは、デザイナは自分の伝えたいメッセージと人がそれを見てどう感じるかをうまく混ぜてプロダクトを作っているのだなと感じた。本を読んでるとすごく人を観察しているし、ものを観察しているし、それがどのように人の感情に影響を与えてるかを観察してるイメージ。そう考えるとデザインしているときはとにかく人を意識して作るのだろうか。成果物に対するフィードバックはそれがリリースされて人に使われて初めて感じることが出来るのだろうか。エンジニアとして過ごしていると、作ること自体が楽しい時もあるので、そのあたり少し意識の違いがありそうと感じた。


またデザインの要素というのも目線を広げることが出来たような気がする。これまではデザインといえば色、形という要素しか自分の中では考えられてなかったけど、実際にはデザインをする上ではもっといろいろな要素がありそうだった。色、形はもちろん、配置、質感、文字、フォント、他にもたぶん僕が感じられていない様々な要素がある。この本の中に、脇役のデザインという話もあって、逆に目立たせないデザインという方向でも考えてたりするところも面白かった。デザインの要素はいろいろある。面白い。


この本を読んでいて、結局「クジラは潮を吹いていた」というのはなんなのだろうと思いながらずっと読んでいたのだけど、それに関しては最後の方に言及があった。この言及が非常に面白くて、なんか夜ぼーっと読んでいたのに鳥肌が立つ思いがした。なんで鳥肌が立ったのかはよく分かってないのだけど、この小さなところからイメージをふくらませて深いデザインを作ることがあるのかと思ったからなのかもしれない。


さらっと読んだだけなのだけど、自分の目線を広げることが出来て非常に面白かった。デザインのマインドの話結構興味があるので、おすすめ本などあれば教えて欲しいです。