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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

「ドロヘドロ」読んでいる

最近漫画でドロヘドロにハマって読んでいた。

まずストーリーに引きつけられる。魔法使いとそうではない人の対比がある世界観が独特で面白い。また伏線がいろいろ張り巡らされていて、一度読んだ後二度目を読んでみると、はじめから伏線が書かれていることに気づく。

キャラクターもそれぞれ個性があり、いろんな立場のキャラクターが居るのだけど、なんとなく全員が憎めない感じで良い。個人的には少し天然な恵比寿とかっこいい能井が好き。

とにかく面白いのだけど、月刊IKKIが今休刊してるっぽくて、後ちょっとで終わりそうなのに最終巻が出てないっぽくて非常に気になっている。今年中に再開するっぽいので、はやく続きが見たい。なんとかしてくれ。

「夕凪の街 桜の国」

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年末年始にセールやってて100円とかで変えたので読んだ。とにかく良すぎた。

この漫画は原爆が落ちた後の被爆者の生活について書かれていた。どれだけ被曝に苦しめられてきたかというものが伝わってくるし、それにより差別されてきた様子とか、でもそれを乗り越えている様子とか、そういうのを感じることが出来た。

十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった!またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?

このセリフを見た時、けっこう震えた。そのくらい長く影響を与えたものだし、とはいえ被害者以外はそれを忘れてしまっていくのが非常に怖いなと思う。


小学生の時に一番衝撃を受けた漫画が「はだしのゲン」だった。小学校の本棚に全巻置いてあって、休み時間を使って読んでいた。その中で戦争の怖さとか、武器の怖さみたいなのを思い知った記憶がある。

その後うちの小学校では修学旅行で広島に行った。原爆ドームとかも見たし、資料館にも入った。小学生のときで考えると非常に心にダメージを与えるような内容で、気分が悪くなっていた人もいた。でもそこまでして感じることで、これが実際に起きたことなんだなと小学生ながらに実感することが出来た。

そういえばはだしのゲンの貸し出し禁止みたいな話があったけど、それはどうなったんだろうか。個人的には、子どもに対して情報をどんどん制限していくというのはあんまり良くないんじゃないのかなと思う。「悪い影響があるから見せるな」というのはどれだけ子どものことを分かっていて言ってるのだろうかと思う。それにより良い影響もなくしてしまうかもしれないのに。自分自身は子供の頃にそのような情報を受けたことにより、もちろん気分は悪くなったのだけど、その衝撃は今でもリアルに思い出すことが出来る。情報を制御し過ぎるとこういうこともできなくなるだろうと思う。


これまであったことは世間からだんだん忘れ去られてしまう。でも何かの形で引き継ぐとかは出来るように思う。今回の漫画を読んでいて、歴史から学ぶっていうことは忘れずにいたいなと思った。

「子供はわかってあげない」読んだ

子供はわかってあげない」読んだ。

正統派な感じのボーイミーツガールな漫画で、上下巻で綺麗に完結したという感じで非常に良かった。

この本の中で印象に残ってるのが、美波が調査料をタダにしてもらうのは...と言ってる時に

美波ちゃんが大人になった時渡しと同じように自分より若い人にそのお金の分何かしてあげて
そういう返し方もあるの
覚えておいてね

と明大が言う部分。この漫画、色んなところで人が人に何かをしてあげて、その恩をまたさらに他の人に返していくみたいなことが書かれているのだけど、この言葉が非常にそれを直接的に捉えていて印象に残った。仕事でも自分の上司から教えられたことをさらに新しく入ってきた人に伝えていくとかいうのが大事だなあという感想を持った。

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