$shibayu36->blog;

クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

スクラムフェス大阪2026に「開発チームが価値のある機能を作れるように、一歩ずつ顧客の声を集められるようにしていく」というプロポーザルを出しました

プロポーザル出しました。聞いてみたいなという人がいればプロポーザルのサイトにLikeをぜひ!

confengine.com

プロポーザル内容転載

みなさんのチームでは「プロダクトの顧客の声が届かず、顧客の本当の課題が何か分からない」という困りごとはありませんか?

今の僕の開発チームでは、法人の顧客と直接話すセールスチームと開発チームの距離が心理的に離れていて、セールスメンバーと開発メンバーの直接のやり取りが少ない状態でした。そのため、顧客 => セールスメンバー => PM => 開発メンバーと、顧客の声は伝言ゲームで伝わってきており、開発チームに届く頃には「How=サービスに欲しい機能」のみになり、「Why=顧客が本当に困っていること・やりたいこと」が分からないという状況でした。

このままだと開発チームが顧客への確信を持てず、価値のある機能を作りたいと思っても自律的に工夫できません。目の前のHowをただ実装するだけの開発チームになってしまう危うさがあり、これは非常に大きな課題だと感じていました。

そこで開発チームが顧客の声を集められるように、僕は一歩ずつ施策を進めていきました。

  • まず自分から顧客との距離を縮めに行く
    • セールスチームの人と毎週会話して顧客の情報を引き出す
    • 社内の懇親会でセールス側の話したことのないメンバーに積極的に話してみる
    • 顧客への提案資料や議事録、商談の録画を自分で見てみる
    • 展示会などへの出展があれば自分もブース対応を行い、実際の顧客と話す
  • チームも顧客の声に触れられる機会を作る
    • 自分が得た情報を開発チームのデイリーで共有する
    • 毎週のミーティングでセールスチームから案件情報を共有してもらう
    • 展示会のブース対応にチームメンバーを誘う
    • 開発チームで議事録や提案書を読んで気づきの付箋を貼る会を実施する

これらの取り組みによって、法人顧客の声があまり届かなかった開発チームに、少しずつ顧客の一次情報が集まるようになってきました。「何も分からない」状態からは確実に進歩できたと感じています。正直まだ「顧客の声から開発チームが価値のある機能を作れると自信を持って言える状態」にまでは到達できていません。そこはこれからの課題として、引き続き一歩ずつ進めていく予定です。

今回のトークでは、セールスと開発の距離が遠い状況から、開発チームが顧客の声を集められる状態へ近づけるために試行錯誤した具体的な経験を共有します。同じ課題を抱える方が、自分のチームで明日から試せる一歩を持ち帰れるようにお話しできればと思います。