子供がそろそろ3年生になるが、今のうちに教師とどう対応するか、いじめが起きたらどうするかなどを知っておけるといいなと思い、「学校と一緒に安心して子どもを育てる本」を読んだ。
この本では教師というのはどういう人でどう対応すると協力してくれやすいか、小学生のそれぞれの学年別にどういう特徴があるか、悪口・いじめ・学級崩壊などのトラブルにどう対処するかなどについて教えてくれる。教師や学校観点から考えて、親がどう対応するべきかを説明してくれるのが非常に良かった。
たとえば印象に残ったのはこの辺り。
- 個人面談で具体性もなく特に問題ありませんと言われたときは、例えば、「どういうところですか?」「休み時間はどの子と遊んでいますか?」と聞くといい。その時に一緒にいるメンバーと遊びを答えられたら、よく見ているということがわかる。
- 先生への言葉遣いの変更
- 責める言い方 → 相談に変える。×「どうして〜してくれないんですか」(攻撃、非難されている感じを与える)○「どうしたらいいでしょうか」(要望、相談の形に)
- 断定・対立っぽい言い方 → 状況共有にする。×「子どもが先生のことを嫌だと言っています」(話し合いの余地がない)○「子どもがどうも学校が楽しくないみたいで……」(話し合いのきっかけが生まれる)
- 指示で押す → 困りごととして提示する。×「〜くんと席を離してください」(先生に考える余地を与えていない)○「〜くんといると、トラブルが多くなるようなのですが……」(先生に考えてもらえる)
- ジャッジする → 話し合いの入口を作る。×「先生の今回の対応の仕方、おかしいと思います」(断定的で、話が進まない)○「先生の今回の対応について、お話しさせていただきたいのですが」(言うべきことは言うための伏線となる)
- 単発のお礼 → いつも感を出す。×「この間は、ありがとうございます」(絶対NGではないのですが、もうひと工夫)○「この間も、ありがとうございます」(いつもありがたいということが伝わる)
- 暴力を受けているなど、絶対に止めてほしいものがあった場合は、学校へ要求を持っていく。その場合一発で、管理職(校長・教頭)を交えて話をつけるべき。
- 学期崩壊が起きたとき、先生を変えては逆効果。学級崩壊が起きたとき、その年に立て直すことはなかなか難しい。また、交代するとして優秀な人は担任を持たないで自由しているわけではないので、交代するメンバーもいない
- どんなレベルの先生も、年度のスタートから一緒に子どもと過ごすと、何人かの子どもと心が通っている。その絆も立ち切ってしまうと、不安な気持ちの子どもたちをたくさん作り出す
学校と一緒に対応しようとした時、実際に対応してくれるのは先生であり、確かにその人たちの特性を知った上で相談するのが大事だなと気づかされた。小学生の親におすすめの本でした。
読書ノート
- 教師は挫折した経験が少ない。だから根本的に強くはない 20
- 一つ間違うととても傲慢になりやすい
- 若い先生は真面目でやる気がある人が多い
- やさしくて善良で真面目な人は、子供の問題行動に対応する能力は低い
- 教師の特徴と対応 24
- ルールは子供と一緒に作る。自分が決めたという自覚を作る。表にして見えるところに貼る 33
- 子どもの6年間の成長段階別ガイド 34
- 2年生はひみつやないしょを持ちたくなる
- 漢字のできない生徒のほとんどが小3から。複雑な漢字が増える 51
- 教科書の本文が急に読みにくくなる。3年生で音読に引っかかるようになったら注意。
- 様々な学習のレベルが一気に上がると考えるといい。
- 小3で悪口を注意するには、悪口そのものの否定ではなく、まず言っていることをよく聞いてから、言いたいことの思いをわかってあげる 54
- 小4は学ぶ仕事も上手になるので、子どものことがわからなくなってくる時期で、親も不安になる時期である 57
- 音読は文章の意味をつかみやすくする最適なもの。算数の文章題がわかりにくいときは、子どもに問題の文章を音読させるといい。 62
- 連絡帳の冒頭にお礼を入れてから、要望を書くといいです。例えば、「いつもお世話になっています。この前の○○の時はお世話になりました」など。 100
- 例えば、暴力を受けているなど、絶対に止めてほしいものがあった場合は、学校へ要求を持っていく。その場合一発で、管理職を交えて話をつけるべき。 100
- 先生の悪口を子どもと一緒になって言わないように。我が子がいじめの加担者になりかねない。 114, 186
- 信じてもらいたいと先生に言いに行くときは、絶対に信じさせるための事実を持っていく 120
- しかし、事実をつかむのは保護者にとって難しい。せめて親だけでも自分の子供を信じる。
- 個人面談で具体性もなく特に問題ありませんと言われたときは、例えば、「どういうところですか?」「休み時間はどの子と遊んでいますか?」と聞くといい。その時に一緒にいるメンバーと遊びを答えられたら、よく見ているということがわかる。 123
- 先生への言葉遣いの変更 129
1. 責める言い方 → 相談に変える。×「どうして〜してくれないんですか」(攻撃、非難されている感じを与えます)○「どうしたらいいでしょうか」(要望、相談の形にすると うまくいきます)
2. 断定・対立っぽい言い方 → 状況共有にする。×「子どもが先生のことを嫌だと言っています」(話し合いの余地がありません)○「子どもがどうも学校が楽しくないみたいで……」(話し合いのきっかけが生まれます)
3. 指示で押す → 困りごととして提示する。×「〜くんと席を離してください」(先生に考える余地を与えていません)○「〜くんといると、トラブルが多くなるようなのですが……」(先生に考えてもらえます)
4. ジャッジする → 話し合いの入口を作る。×「先生の今回の対応の仕方、おかしいと思います」(断定的で、話が進みません)○「先生の今回の対応について、お話しさせていただきたいのですが」(言うべきことは言うための伏線となります)
5. 単発のお礼 → いつも感を出す。×「この間は、ありがとうございます」(絶対NGではないのですが、もうひと工夫!)○「この間も、ありがとうございます」(いつもありがたいということが伝わります)
- いじわるをされた、いじめられたと言ったら、一回大声でやめてっていいなさいと教える。そしてそれができたかどうかを必ず聞く。それでもうまくいかないなら保護者の出番でいじめを芽の内に摘んでしまう 141
- 嫌ないじめの話を深刻に話し合うだけでなく、明るく楽しいことも大切。例えば、おいしいものを食べに連れて行くなど
- 子どもがいじめについて語り出したならそのまま信じる。そのつらさを「その程度のことで」なんて軽々しく扱わない。あなたにも何か原因があるんじゃないの?なんて言ってはならない。
- 中途半端な強さをいじめに求めると逆にやられてしまうし、できなかった時の自己否定につながる。
- 子どもの許可なく学校に相談に行かない。子どものプライドを潰すと、子どもは追い詰められる。先に子どもを説得して了承をとる。
- 学期崩壊が起きたとき、先生を変えては逆効果。学級崩壊が起きたとき、その年に立て直すことはなかなか難しい。また、交代するとして優秀な人は担任を持たないで自由しているわけではないので、交代するメンバーもいない 150
- どんなレベルの先生も、年度のスタートから一緒に子どもと過ごすと、何人かの子どもと心が通っている。その絆も立ち切ってしまうと、不安な気持ちの子どもたちをたくさん作り出す
- 「学校崩壊をあなたが頑張って止めさせなさい」というのは厳禁。できない。大人の教師が必死になっても食い止めることができないので 153
- 叱る時は全力で。小言ばかりの親は、鬱陶しいだけ。叱るときは自分主語で。 160
- 学習は、なぜその学習をしなければならないのかということを納得させていくことが大事。これを内容関与的動機付けという 178
- 喧嘩をして相手に怪我をさせてしまったとき、絶対にお互い様ということは言わない 188
