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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

基礎からわかるTCP/IPネットワークコンピューティング入門を読んだ

最近ネットワークに興味があって、Head Firstネットワークを読んだのだけど、あまりよくわからなかった部分も多かったので、もうちょっと概念を知りたいと思って「基礎からわかるTCP/IPネットワークコンピューティング入門」を読んだ。

 この本は最初のほうがかなり親切で、ネットワークの基礎を学ぶためには最低限知っておくべきコンピュータの仕組みみたいなのを教えてくれる。例えば

  • データの持ち方の基礎
    • キュー、スタック、バッファ、キャッシュみたいなの
  • コンピュータのデータ表現の仕方
  • OSの役割

このへんの仕組みはわかっている人にとっては当たり前のことしか書いてないので、すっ飛ばしても良さそう。

 その後ネットワークがつながるために必要なことがいろいろ学べる。この本を読んで

  • パケットがなぜイーサネット・IP・TCPのように階層化されているのか
  • 実際にデータリンク層を超えて通信するときにどのようにルーティングしているのか
  • ルーティングを決めるときにどのような経路を選択するか

などが漠然とわかった気がする。

 まだいまいちパケットとかスイッチとかルーターの気持ちになれてないので次はPCからPCにデータを送るときにそれぞれどのようなフローをたどるのかについて調べてみたい。例えば

  • 同じサブネット内にいる時(データリンク層だけで通信できる時?)にどのような処理が走るか
  • ルータを経由してPCからPCにパケットが転送されるときに、それぞれの層でどんな処理が走るか

位は調べてみたい。

 Head Firstネットワークとこの本を読んで大体概要はつかめたという感じなので次はようやくマスタリングTCP/IPを読むのがいいのかなと思ってる。