僕は学歴社会があんまり好きではない。自分が学歴としては良いとされているところに行ってはいるものの、なんとなく学歴社会というものに納得がいかない。
子供の時から自分の周りには様々な人がいた。そしてその人にはなんらかの得意分野があった*1。勉強が出来る人、スポーツが出来る人、絵が上手い人、文章が上手い人、工作が上手い人。
ただ今の日本のあり方では、勉強が出来る人のみ優先され、それ以外のことを得意分野としているが勉強が苦手な人はなぜか劣等感を植えつけられる。得意分野が勉強ではないというだけで。他に優れている能力があるのにかかわらず。この部分がなんとなく納得いかない。
自分の考えでは、なんらかの得意分野がある人はその分野にかかわらず正当に評価されるべきだと思ってる。でもそうするにはやっぱり色々問題がある。例えば下のようなもの。
- そのような評価にするなら、根本的に教育のあり方を変えなければならない。教育を受けてきた人が全て「勉強が第一」という考え方で育つと、それ以外の能力がある人はまともに評価されないだろう。
- 勉強以外の能力に対して、どのように判断をくだすのか。やはり勉強というものは労力をかけず簡単に評価できるという部分を持っている。
このような問題があるから、正直な話自分一人のスケールでは何も出来ることはないと考えていた。
ところで今日Twitterでこんな話をした。
@ueday_h 普通に良いデザインとかあったら買う
— 柴崎優季 (@shiba_yu36) January 30, 2012
@ueday_h 作った人が尊敬されたり、利益が入る仕組みは作りたいですね。Flattrとか参考になるかも
— 柴崎優季 (@shiba_yu36) January 30, 2012
@ueday_h 月に最大でいくら払うか決めておいて、気軽にクリックで寄付できるって仕組みは、寄付側も寄付される側も非常に良い仕組みだなーって思いました
— 柴崎優季 (@shiba_yu36) January 30, 2012
こんな会話をしてて、実際に教育とか評価とか変えるのは難しいけど、実際に何らかの能力を持っている人たちが正当な評価をされるような仕組みを作ることは出来るんだなーって思った。例えば
- Flattrはコンテンツを配信する能力の高い人に対する評価が出来るような仕組みを作った
- Cookpadは料理の能力が高い人への評価が出来るような仕組みを作った
- paperboy&co が最近作ったminneというサービスはクリエータに対しての評価が出来る仕組みを作った
こう考えていくと自分でも何らかの形で自分が違和感を持っている仕組みを変えられるって思った。なんか新鮮な気持ちになった。
今後仕事をしていくことになるんだけれど、どうせ仕事をするんだったらやっぱりこんな感じに人が正当に評価されるような仕組みを作っていったりできたらなと思った。
*1:もちろんその大小はあるが