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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

技術的負債のパターンと悪影響・原因・返却方法について考える

先日飲み会で技術的負債についての雑談をしていた。結構いろいろな側面の話をしていたのだけど、技術的負債って一括りにしているのが今はあんまり良くなくて、負債の性質によって技術的奨学金、技術的FX、技術的年金などと言葉を変えると良いのではみたいな…

sbtが依存管理に使っているivyのローカルレポジトリやキャッシュについて調べた

自作のScalaライブラリをpublishLocalしながら手元でリリース前に最終確認する - $shibayu36->blog; で、手元で自作ライブラリの最終確認をするにはpublishLocalすれば良いことを書いた。この時にsbtが依存管理に使っているivyについてもついでに調べたので…

「エンジニアリング組織論への招待」はいろんな立場の人に読んで欲しい

最近メンタリング制度のことや、技術組織のことについて興味がある。最近「エンジニアリング組織論への招待」という本が出版されて話題になっていたので読んでみた。エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング作者:広…

自作ScalaライブラリをMaven Centralにリリースする手順メモ

最近Scalaの勉強も兼ねてjoda-time-fakeというScalaライブラリをMaven Central Repositoryにリリースしてみた。今回はその手順を忘れないようにメモとして残しておく。 今回の手順でできたこと com.github.shibayu36 organizationにjoda-time-fakeとしてライ…

自作のScalaライブラリをpublishLocalしながら手元でリリース前に最終確認する

joda-time-fakeを作りながら、リリースする前に手元で最終確認したいと思い、やり方を調べていた。調べてみると、publishLocalというものを使えば、ローカルのivy repositoryに成果物をpublishすることができ、そうすることで他のプロジェクトから参照できる…

良かったことは良かったとはっきりフィードバックする

最近心がけていることとして、「良かったことは良かったとはっきりフィードバックする」ということがある。自分がリーダーやマネージャのポジションになった時に、方針やメッセージを打ち出す、チームの開発フローを改善するなどを行うことがあった。この時…

【Scala】テスト時にjoda-timeの現在時刻を変更できるjoda-time-fakeを作りました

テストをしようとすると、現在時刻を変更したくなることがよくある。現在のプロジェクトではjoda-timeを使っているので、joda-timeのDateTime.nowが返す時刻を変更したい。ということで、それを簡単にできるjoda-time-fakeというライブラリを作りました。 ht…

sbtで複数のScalaのバージョンでビルドする

ライブラリを作っていて、2.11と2.12両方共でビルドしたかったので、sbtでどうやるか調べた。 方法は非常に簡単で、https://www.scala-sbt.org/1.0/docs/Cross-Build.html#Cross-Building+a+Project を参考にすれば良い。まずbuild.sbtにcrossScalaVersions…

マスタリングTCP/IP 入門編を読んだ

最近ホームネットワークで調子が悪いことがあったのだけど、その理由の調査が一切できずに困っていた。また、これまでネットワークが一切分からない状態で、インフラ周りを触る時に完全に他人におまかせだったり、そもそも共通言語で話せなかったりして、そ…

project/build.propertiesのsbt.versionでプロジェクトのsbtのバージョンを決められる

Scalaでビルドツールであるsbtを使っていて、そういえばsbtコマンドはグローバルのものを使っているけど、プロジェクトごとにバージョンを変えたかったらどうすればいいんだろうと疑問に思っていた。よくよく調べてみると、そもそもsbtの標準機能としてプロ…

HTTP GETしたときのTCPパケットの様子を理解する

どうやってIPからMACアドレスを解決するか - ARPの挙動を調べた - $shibayu36->blog;はデータリンク層、tracerouteの仕組みをtcpdumpとwiresharkで理解する - $shibayu36->blog;はネットワーク層について実践してみたので、続いてトランスポート層について実…

tracerouteの仕組みをtcpdumpとwiresharkで理解する

どうやってIPからMACアドレスを解決するか - ARPの挙動を調べた - $shibayu36->blog; に続き、マスタリングTCP/IPで気になったことの実践。tracerouteではIPヘッダのttlの値とICMPをうまく利用して、経路を教えてくれるというのを見たので、今回はそのパケッ…