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クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアです。エンジニアリングや読書などについて書いています。

「がん保険を疑え!」を読んだ

「生命保険のウラ側」を読んだ - $shibayu36->blog; に引き続き、がん保険についても知りたいので読んだ。前回の本が分かりやすかったので引き続き同じ著者の本を読んだ。

この本はがん保険について、保険会社が公開している情報に基づいて著者がある程度の推測を交えて実態を教えてくれる。「推測」となっているのは、現時点では保険会社が保険に関して詳細の情報をあまり公開していないため、推測にならざるをえないという事情がある。他にもがん保険に入る時の選定方法について解説し、またその方法で選んだ現時点でのおすすめがん保険も教えてくれる。

前の本も分かりやすかったけど今回の本も分かりやすかった。また分からない部分は分からないとはっきり書かれているのも印象が良かった。


この本の中で一番良かったのはがん治療費に対してどのくらいの目安を持てばいいかというのを教えてくれる所。実際に今後のことを考えるなら、まずがんが起こった時に支払う金額の目安を決めておくのが前提となる。癌になった時にこのくらいの金額がかかるというめどが立っていれば、その金額が自分の家計にダメージを与えないなら保険に入らないし、ダメージを与えるなら保険やその他の策を検討するみたいになる。金額にめどがつかないとそれすらも出来ないので、この章に書かれていることは非常に参考になった。


保険について3冊くらい本を読んで前提知識をためることが出来たので、ネット上の記事でもだいぶ自分で妥当性の基準を持って読むことができるようになった。後田亨さんの本は非常に分かりやすいので保険を考えたいときはまず読んでみると良さそう。


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