$shibayu36->blog;

株式会社はてなでエンジニアをしています。プログラミングや読書のことなどについて書いています。

「子どもたちに説明するには」と考える - 「わかりやすく〈伝える〉技術」を読んだ

自分の中で、相手に自分の言いたいことをうまく伝える能力が不得意と感じていたので、そのヒントを得るために池上彰の「わかりやすく〈伝える〉技術」を読んだ。

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

この本は池上彰さんの経験から、相手に分かりやすく説明するコツについて書かれている。少しだけ自分が期待していた内容とずれていたが、伝えるということについていろいろ学べたため面白かった。こういうのが言語化されているために池上さんはテレビなどでわかりやすく経済などのことについて解説できるのだなあと感じた。

2つ印象に残った話題があったので、今回はそれについて書いてみる。

わかりやすく伝えるコツは引き算の思考

この本を読んでいると、わかりやすく伝えるコツは引き算の思考のように感じた。

この本の中に

  • 対象の読者をきちんと設定しないと、解説は意味をなさない
  • わかりやすい説明というのは、複雑な物事の本質を、どれだけ単純化できるか
  • わかりやすい説明をするうえでは、「絶対に必要な情報」と、「あってもなくてもいい情報」を峻別し、「絶対に必要な情報」だけを伝えること

というようなことが書いてある。このことから自分の中で「伝えたいターゲットを絞り込む」、「本質のみに絞り込む」、「必要な情報のみに絞り込む」みたいにどんどん情報を減らしていくことがうまく伝えるコツなのかなあと思う。

「子どもたちに説明するには、どうしたらいいだろうか」と考える

この本の中で以下の言及が面白いなあと思った。

あるニュースについて勉強して、「よし、理解できたぞ」という状態になっても、他人から、「だったら説明して」と頼まれると、どう説明したらいいか、わからない。
そんな経験をしたことはありませんか
(中略)
ところが、「これを子どもたちに説明するには、どうしたらいいだろうか」という問題意識を持って調べると、意外に理解が進むのです。

確かにいろいろ調べ物をして、分かった気になっていたとしても、それがちゃんと理解できてないことはたくさんある。説明しようとしても、ちゃんと理解できていない場合、うまく説明できず、それがわかりにくさにつながってしまう。できるだけ人にも説明できるように頭を整理するため、僕の中では最近の本の読み方 - $shibayu36->blog; に書いてあるとおり、読んだ内容を自分の言葉でブログにまとめる、ということをしている。

ただ、子どもたちに説明するにはどうしたらいいのかと考えると良いという観点はなかったので面白いなあと思った。確かに子供にも理解してもらうためにはできるだけ物事を噛み砕き、単純化しないと説明できないので、そのように考えてみるというのも良さそう。最近「水に溶けるというのはどういう現象か」というのに興味があって調べたことがあったのだけど、この時に現象を子供にも分かるようにするために磁石に例えるとどうかとかいろいろ考えてたら、実際に自分の頭でもまとまってきたという経験があったので、一定効果もあるのかもと思った。

まとめ

今回は「わかりやすく〈伝える〉技術」を読んで感想を書いた。けっこう面白かった一方で、僕の中ではもう少しどうやって説得力をもって人に物事を伝えることができるか、ということに興味があったので、もう少しこの部分について本などを読んで知識を深めていきたい。他にも説得力のある文章とは何かというのも気になるので、以前購入した「考える技術・書く技術」というのも読んでみたい。

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則