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利己的な遺伝子読んだ

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

 利己的な遺伝子読んだ。ひとで君のwishlistから送ったんだけど、読みたかったのですぐさま奪って読んだ。内容科学的に最低限の検証とかも書かれていて*1、思ったよりも難しかった。

 この本は基本的に進化がどのように進むのかということについて書いてあるんだけど、正直誤解も多そうだったので、自分にとって興味深かったことだけを書いていく。

自然淘汰・群淘汰・血縁淘汰・遺伝子淘汰

 正直生物の話とかあんまり興味なくて、進化という話についてはダーウィン自然淘汰っていうのがあるんでしょ?っていうくらいしか知らなかった。ただこの本を読んで、自然淘汰だけではいまいち説明の付かない行動(例えばミツバチが外敵を刺して心中するみたいな自己犠牲的な利他的行動)とかがあって、そういうのを説明するために淘汰の考え方もいろいろあるということを知ったのが面白かった。

 まあそれでもそれぞれの説がどういう考え方に基づいているのかはっきりとは理解できなかった。著者自身は淘汰という物を遺伝子(というよりシストロン)というレベルまで落としこんで考えると、遺伝子の利己的行動が個体の利他的行動を導出することがあると言っているように感じた。ただこれさえも誤解かもしれない。

 ミツバチの自己犠牲的な利他的行動というのが一つの例として出ていた。例えばミツバチの行動には以下の様な物がある。

  • 働きバチは巣が危険にさらされると、敵を針で刺して自分も一緒に死ぬ
    • 一度針を使うと内臓が壊れて死ぬようだった
  • 雌のミツバチは自分で子供を作ることをせずに、ひたすら自分の妹の世話をすることがある

 遺伝子の利己性から考えると

  • 働きバチは生殖能力がなく*2、その働きバチに存在する遺伝子を残すという意味ではその個体が死んだとしても他者を出来るだけ守ったほうが、自身に含まれる遺伝子を残すことができる
  • ミツバチの雌の近縁度を計算すると、自分の子供よりも自分の妹の方が近縁度が高くなるため、自分で子供を作るより、母親を「養殖する」という行動を起こして妹を育てたほうが、結果的に自身の持つ遺伝子を残す確率が高くなる

という話をしている(ように思えた)。まあこのへんは理解できてないので10章あたりをちゃんと見るほうが良いと思う。

ミーム

 この話も面白くて、これまでずっと遺伝子起因による進化の話をしてきたところから一転し、ミームという文化の一単位(遺伝子の一単位をシストロンと言っていたのに対応する)の話がされていた。それで人間の特異性はこのミームというものにあり、その伝達は遺伝的な伝達と似ていると書かれていた。

 正直このへんの話もあまり理解できてないんだけど、文化の進化・伝達というのがどういうものなのかというのが淘汰という概念で説明されているのが面白かった。

 あと最近知ったんだけど、インターネットミームという言葉があって、それはミームという言葉から来ているというのも面白かった。

まとめ

 なんかいろいろ書いてるけど、全部誤解している可能性もあると思う。理解がきちんとできていなくて、正確性が少ない。ただ、読むのは大変だったけど新しい考え方みたいなのを得ることが出来たのは良かった。あと本ちゃんと返します。

 さらに理解するためのおすすめ本とかも紹介されてたので興味ある人は読むと良さそう。

*1:こういう本で簡単な証明まである程度書かれているの少ない気がする

*2:生殖能力を持つ雄蜂というのも存在するみたい??